仁鶴師匠からもらった2枚の色紙~島田洋七『お笑い“がばい”交遊録』

俺は嫁と家出して大阪へ行ったんです。当時、先輩から「大阪の名物といえば花月や」と教えられ吉本興業が運営する『なんばグランド花月』に足を運んだんです。それまで寄席という言葉すら知らなくて、初めて落語や漫才を間近で見たんです。その時、舞台に出演していたのが昨年8月に亡くなった笑福亭仁鶴師匠でした。俺にとって仁鶴師匠は特別な存在なんです。 【関連】炎上するのは漫才の腕がないから!〜島田洋七『お笑い“がばい”交遊録』ほか 俺が初めて見た時は休日だったから、仁鶴師匠は古典落語ではなく、子ども...