コロナ禍で復活した袋麺~ニッポンを支える「隙間ビジネス」舞台裏

一時は若者を中心に「袋麺離れ」が起きていたが、今年は新型コロナ禍の影響で復活の兆しが見える。総務省の家計調査(2人以上の世帯)による即席麺(カップ麺と袋麺)の売れ行きは、2020年1~8月の消費合計額が4775円と、前年同期の4124円に比べ15.8%増加。しかも、袋麺に限ってみると25.4%増と、かつてのカップ麺のほうが売れていた構図が、いつの間にか逆転していることが分かる。 倒産が相次ぐ街のラーメン屋とは対照的… 「カップ麺に比べて袋麺は、基本的に鍋で調理する上、丼に移し替えたり、後...