客席から飛んだ野次「前田が泣いてるぞ!」~一度は使ってみたい“プロレスの言霊”

1988年5月12日、東京・後楽園ホール。第2次UWFが旗揚げされるとたちまち人気爆発し、のちに「UWF信者」と呼ばれる熱狂的ファンを多く生み出すことになった。中でもカリスマ的存在とされたのが前田日明で、令和となった今も「神」と崇めるファンは多い。 プロレスは「観客参加」の要素が強いジャンルである。スポーツ興行の中ではもちろんのこと、映画、演劇などのエンターテインメントと比較してもなお際立っている。プロレスラー本人たちにしても「お客さんの目を意識して」というのはよく口にするところであり、...