ミュージシャン・井上陽水“楽曲さながらに美しい摸打”~灘麻太郎『昭和麻雀群像伝』

音楽シーンに井上陽水が登場してから、50年余りの歳月が流れた。 【関連】女優・宮下順子“負けて負けて…真の強者へと成長”~灘麻太郎『昭和麻雀群像伝』 ほか 陽水は当初、家業の歯科医を継ぐつもりで、歯科大学を三度受験するが、狭き門を突破することができずに断念。好きな音楽で身を立てようと、オリジナル曲を携えて地元のラジオ局に乗り込んだ。 その後、ホリプロにスカウトされて上京し、1969年に当時のCBSソニーから「アンドレ・カンドレ」の芸名でデビュー。しかし全く売れず、70年にアンド...