トランプ大統領が居座る恐怖~森永卓郎『経済“千夜一夜”物語』

10月26日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価が大幅続落し、前週末比650ドル安で取引を終えた。日本のメディアは、欧米で新型コロナウイルスの感染者が急増していることを理由に挙げている。 それも1つの理由だろうが、もともと今の株価は、経済実態を反映しない高値になっていて、その調整かもしれない。バブルが崩壊し始めた可能性もありだ。 ただ、私は、アメリカ大統領選挙で、(この時点で)民主党のバイデン候補が勝利する可能性が高まっていたことが、株価下落のきっかけになったのではないかと考えている...