創価学会と総選挙“裏”《後編》深刻なデジタル格差~ジャーナリスト山田直樹

素の創価学会票は、いったいどれぐらいあるのか? 選挙結果、出口調査、政党支持率などをもとに、平成以来の選挙戦で推定してみると、約500~600万票という数字が出てくる。これは、参議院議員選挙比例区総得票数や衆議院選挙ブロック票合計数より100~150万票ほど少ない。 複数の創価学会関係者にあたると「その数字が『比例区は公明党へ』と呼びかけた自民党側からの〝協力票〟」という説明になる。この点が意外に見逃されており、公明党が挑んだ国政選挙の「総得票数」をもって、創価学会の実力と考えるのは、誤...