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本好きのリビドー/悦楽の1冊~『浅草迄』(河出書房新社刊:北野武 本体価格1300円)

表題作『浅草迄』の〝迄〟に注目だ。 文字通りそこに至る過程、というわけで、主たる舞台は従前から著者がさまざまな形で繰り返し語ってきた、芸人・ビートたけしを生み育んだ〝聖なる悪場所〟としての浅草ではない。人間・北野武の基礎…

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