イカとマグロ

スルメイカとクロマグロ“豊漁”に漁業関係者の悲喜こもごも

近年、不漁が続いていたスルメイカが太平洋側を中心に9月から豊漁となり、漁業関係者が歓喜している。 スルメイカは主に日本海を含む北西太平洋に生息し、黒潮や対馬海流に乗って成長しながら北に向かって群れで長距離を移動する。 年間漁獲量は1970年代から2000年まで数十万トンで推移していたが、以降は減少傾向に転じていた。 「国の研究機関『水産研究・教育機構』は今年の夏以降、日本の漁場に来るスルメイカの量は日本海側で過去最低水準になり、全体としても低い水準の見通...