裁判官

「名張毒ぶどう酒事件」解明のカギ握る新証拠と2時間の空白

[AIで生成したイメージ]「名張毒ぶどう酒事件の迷宮・後編」 ジャーナリストの岡本萬尋氏が、事件の謎に迫る「シリーズ戦後未解決事件史」。今回は近年注目が集まっている再審請求――その中でも検察と弁護団の攻防が際立ち、世間の注目を集めた「名張毒ぶどう酒事件」(1961年発生)の“闇”をお届けする(全2回中の2回)。 「名張毒ぶどう酒事件の迷宮・前編」を読む わずか10分で毒を注入&偽装工作を遂行次に(2)ブドウ酒瓶の王冠。農薬混入に際し奥西が歯で噛んで開けたとされ、死刑判決を支える唯一...