消防士

全国の消防団員数が過去最少に 地域防災を危機に陥れる不正の火種

全国で火災や線状降水帯、台風による水害が絶えない中、地域防災を担う消防団離れが加速。深刻な社会問題になりつつある。 消防団は江戸時代中期に8代将軍の徳川吉宗が南町奉行の大岡越前守忠相に命じ、町組織として火消組を結成したことから始まる。 1950年代前半には全国で200万人以上の消防団員がいたが、その後、減少の一途を辿っている。 総務省消防庁によると、全国の消防団員数は今年4月1日時点で前年比1.9%減の73万2223人で過去最少を更新。入団者数は3万77...