羽田孜

「いまの石破内閣に似て、少数与党の苦渋を余儀なくされた」羽田内閣が戦後2番目の64日で終わったワケ

[羽田孜(首相官邸HPより)]永田町取材歴50年超の政治評論家・小林吉弥氏が「歴代総理とっておきの話」を初公開。今回は羽田孜(下)をお届けする。 細川退陣で大ピンチの最中に受諾「羽田さん。あなた総理をやるのはいいが、短命は覚悟しておいてくれ。それでもいいなら、私はあなたを(総理に)推すが…」 平成6年(1994年)2月3日未明、細川護熙首相が突如として記者会見を開き、消費税の廃止と税率7%の「国民福祉税」の新設をぶち上げたが、これで大混乱。さらに、自身への金銭疑惑などで政権運営がい...