高校野球

「選手ファーストと引き換えに高校野球は何かを失った」箕島vs星稜戦(1979年)死闘の舞台裏

[日本高等学校野球連盟の公式サイトより]【史上最高の高校野球・後編】 8月5日から夏の全国高校野球選手権が始まるが、今年で107回を数える大会史上「最高の試合」と呼ばれ、死闘に次ぐ死闘を繰り広げたのが、1979年に行われた箕島(和歌山)対星稜(石川)戦だ。 その激闘の模様を、ジャーナリストの岡本萬尋氏が幼き日の記憶とともに振り返る。(全2回中の2回目。第1回を読む) 「このバントは、きっと失敗します」18回裏、箕島は先頭の代打・辻内崇志が四球で出塁。次のバッターはキャプテンの上野山善...