古代都市

天空都市はなぜできたのか? 世界遺産マチュ・ピチュが示す「ノアの方舟」神話との接点

秘境や絶景ブームの到来で、近年日本人にも人気の天空都市マチュ・ピチュ。世界遺産としても知られるこの遺跡は、アンデス山脈に囲まれたペルー奥地の高地に築かれた古代インカ文明の遺物だが、20世紀初頭に発見されるまでは人目に触れることはなかった。 「遺跡に使われた5~10トンの巨石は、500メートル下の川岸から採取されたと考えられているが、インカ帝国は文字を持たなかったため、15世紀半ばに築かれたということ以外、なぜ標高2430メートルもの高地に造られたのか、何の目...