風呂と桶

銭湯が廃業ラッシュ「毎月のガス代は190万円」燃料費高止まりでも入浴料を上げられないワケ

大きな浴槽で足を伸ばして入浴する日本の文化「銭湯」が、街から消えつつある。 利用客の減少や経営者の高齢化などで都内の公衆浴場はピーク時の6分の1まで減った。 さらに古い銭湯は老朽化の修繕にも莫大な費用がかかり、光熱費の高騰で廃業が相次いでいる。 「お風呂を沸かすときにガスを使用しますが、毎月のガス代が190万円かかり、やっていけません」(都内の銭湯オーナー) 昔は薪でお風呂を沸かす店もあったが、今はガスを使っているところが多く、燃料費の高止まりが経営難...