誰が総理に指名されるのか…森永卓郎が指摘する三つのシナリオと自民分裂の可能性

[森永卓郎(C)週刊実話Web]10月27日に行われた解散総選挙は、与党が64も議席を減らし、石破茂首相が掲げた「与党で過半数」を達成する233議席を18も下回るという与党惨敗に終わった。 今回の総選挙は「政治とカネ」の問題が焦点だといわれ、実際、いわゆる裏金議員が続々と落選するという形で大きな影響が出たことは事実だ。 ただ、注目すべきは政策面での有権者の判断だ。 国民民主は選挙前の7議席から28議席と4倍増、れいわ新選組は3議席から9議席へと3倍増という躍進を果たした。 ...