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『夕暮の緑の光 野呂邦暢随筆選』(みすず書房:岡崎武志編 本体価格2800円)~本好きのリビドー/悦楽の1冊

筆者の手元に古代史研究誌『季刊邪馬台国』の1980年7月号がある。この号がひときわ哀しいのは、かつて『まぼろしの邪馬台国』がブームとなった宮崎康平の追悼特集が組まれていながら、同時に、当時42歳の若さで急逝した編集長の野…

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