北朝鮮・金正恩総書記「戦争準備」発言の本気度

2月2日、北朝鮮の朝鮮中央通信は、金正恩総書記が西部南浦市にある造船所を視察し、「戦争準備」のために海軍強化の重要性を強調したことを伝えた。この報道が、朝鮮半島の緊迫度合いを高めている。 「そもそも朝鮮半島に危機説が飛び交いだしたのは、新年早々のこと。金正恩氏が突如、韓国に『決別宣言』し、『平和的統一』の道を断ったからです。正恩氏は韓国を『徹頭徹尾、第1の敵対国』『不変の主敵』と規定し、2001年に尊父、金正日総書記が建設した『統一記念塔』を〝目障りだ〟と、撤去を命じたほどの怒りようだ...