地方経済のギリシャ化がバブル全面崩壊の引き金に~森永卓郎『経済“千夜一夜”物語』

日本銀行は、1月23日に公表した『展望レポート』のなかで、「物価安定の目標」が実現する確度は、引き続き少しずつ高まっているとして、近い将来にマイナス金利を解除する可能性を強く示唆した。 永らく続いた金融緩和は大きな転換期を迎えようとしている。 【関連】財務省の思惑通りの自民党~森永卓郎『経済“千夜一夜”物語』 ほか 一般論として中央銀行が金融引き締めに向かうのは、景気の過熱を抑えるためだ。実際、東京の経済をみていると、いまの景気はバブルに近い状態になっている。 例えば、不動...