芸能

本好きのリビドー/悦楽の1冊~『何はなくとも三木のり平―父の背中越しに見た戦後東京喜劇』(青土社:小林のり一/戸田学 本体価格2600円)

出不精の亡母が終生自慢気に語り誉れとしたのは、1988年に開業間もない東京ドームで最晩年の美空ひばりが敢行した〝不死鳥〟コンサートを客席で見届けた記憶だった。その意味で、たとえリアルタイムでその瞬間に立ち会えなくとも、せ…

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