深刻な大工不足で「震災復旧」進まず…“3K”の先入観と賃金安価で激減か

能登半島地震で石川県だけでも、4万3000戸を超える(1月27日時点)住宅が被害を受けた。業界団体などは応急仮設木造住宅の建設作業に従事する職人を募集しているが、大工不足が深刻化している。 総務省の国勢調査によると、2000年に64万6767人いた大工は10年に40万2120人、20年は29万7900人に激減、その後も減り続けている。 【関連】トラック運転手の時間外労働激減で離職者相次ぎ…配送料値上げや遅延も深刻に ほか 「特に、若者の大工離れが著しい。90年に15〜19歳の大...