広岡達朗「プロならプロであることを証明しなければならない」~心に響くトップアスリートの肉声『日本スポーツ名言録』――第84回

今年2月に92歳の誕生日を迎える巨人OBの広岡達朗。現役引退後は監督としてヤクルト、西武を日本一に導き、ロッテでは日本初となるゼネラルマネジャー(GM)を務めた名将は、今もなお舌鋒鋭く日本球界への提言を続けている。 指揮官としてのイメージが強い広岡達朗だが、早稲田大学時代は堅実で無駄のない遊撃守備から、「六大学の貴公子」と称されるスタープレーヤーだった。1954(昭和29)年に請われて巨人に入団すると、5月には遊撃手のレギュラーを奪い、新人王、ベストナインに選ばれている。 【関連】...