大相撲・初場所開幕“被災地出身”力士ら勝ち星を誓うそれぞれの決意

1月14日から東京・両国国技館で、大相撲初場所が始まった。3場所連続休場からの復活を目指す横綱照ノ富士(32)や綱取りに挑む先場所の覇者、霧島(27)らが出そろい、新春場所らしいにぎやかさだが、いつもと違った面持ちで土俵に上がっている力士たちもいる。 それが能登半島地震で被災した北陸出身力士たちだ。震源地に近い石川県・穴水町出身の西前頭13枚目の遠藤(33)は緊急地震速報が鳴り、テレビで「能登」の文字を目にして、とっさに祖父に電話し「津波が来る。逃げて」と叫んだという。また「頃合いを見...