金融緩和転換期に日本は…!? ~森永卓郎『経済“千夜一夜”物語』

昨年の12月22日、2024年度予算の政府案が閣議決定された。「歳入に占める国債の割合は30%を超えており、コロナ前の平時に戻ったとは言えない。今後の利払い費の増加を考えれば、さらなる財政改革が必要」というのが大手メディアの評価だ。 【関連】来年も続く可能性の高い「財務省管理内閣」~森永卓郎『経済“千夜一夜”物語』 ほか 確かに一般会計歳出は、コロナ前の19年度が101兆円だったのに対して、24年度予算は112兆円と増えている。しかしその間、物価は上がり、税収も猛烈に増えている。財...