原辰徳「私の夢には続きがあります」~心に響くトップアスリートの肉声『日本スポーツ名言録』――第82回

球界の盟主たる巨人の4番、監督として重責を担いながら、野球人生の大半を過ごしてきた〝永遠の若大将〟原辰徳。多少の好成績では「頼りない」と批判を浴びてしまう厳しい立場を支えたのは、無償の〝ジャイアンツ愛〟だった。 2023年シーズン最終戦、試合後のセレモニーで監督退任を発表した原辰徳。その監督としての能力について、野村克也は「監督の器にない」「目の前の勝ち負けにとらわれて選手の人間教育ができていない」と批判的だった。一方、江本孟紀は「17年間の在任中でBクラスは3回だけ。5位、6位になっ...