上原浩治「雑草魂」~心に響くトップアスリートの肉声『日本スポーツ名言録』――第78回

2019年に現役を引退した後も、野球解説やバラエティー番組などで目にする機会の多い上原浩治。その実績は突出しており、日米通算134勝、128セーブ、104ホールドを達成し、22年には名球会に〝特例〟としての入会を果たしている。 「2000年以降のMLB(大リーグ)各球団で最も過小評価されている選手たち」と題した米スポーツ専門メディアの特集で、ボストン・レッドソックス時代の上原浩治が取り上げられたことがある。記事では上原を「近年の支配的なリリーフ投手」と高く評価する一方で、先発投手ではな...