初代若乃花「人間、辛抱だ」~心に響くトップアスリートの肉声『日本スポーツ名言録』――第74回

栃錦とのライバル対決で土俵を沸かせ、戦後の相撲界に〝栃若時代〟と呼ばれる黄金期を築いた初代若乃花。引退後、二子山親方となってからは多くの弟子を育て、また、日本相撲協会の幹部として両国国技館の新設にも尽力した。 〝土俵の鬼〟の異名を持つ第45代横綱の若乃花幹士。師匠の大ノ海が若手時代に〝若ノ花〟の四股名を使っていたことから、「自分は二代目」と語っていたが、初代と数えるのが一般的だ(二代目は若三杉が横綱昇進時に継承。現タレントの花田虎上は三代目)。 【関連】有森裕子「初めて自分で自分を...