金さえ渡せば将来安泰か…不正が横行する北朝鮮の“お受験地獄”とは

北朝鮮は韓国より日本統治下時代のエリート教育の面影が残っている。2008年から首都・平壌と道別(日本の県にあたる)に1校ずつ設立された26の第一中学校がその象徴で、中でも平壌第一中学校(小、中、高)は、さしずめ戦前の日本のエリート校である旧第一高等学校の位置づけだ。 「北朝鮮は日本と違い、小中高の12年間が義務教育期間で表面的には無償です。ただし、平壌第一中学校は成績競争が超苛烈。成績が悪ければ一般の学校へ強制的に転校させられてしまうだけでなく、中、高校課程に進学するたびに、一般の学校...