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『推理作家の出来るまで』(フリースタイル:都筑道夫 本体価格上巻2000円、下巻2100円)~本好きのリビドー/悦楽の1冊

戦後のミステリー界で、今どきの言葉で形容すると群を抜いて〝クセがスゴい〟作風を貫いたといえば都筑道夫で異議なし、だろう。 いきなり読者に向かって「きみ」と二人称で始まる『やぶにらみの時計』、あるいは語り手が探偵であり犯人…

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