『性産業“裏”偉人伝』第23回/色街のタクシードライバー~ノンフィクションライター・八木澤高明

沖縄の風俗といえば、もともとは、米兵を相手にする色街だった。それが、いつしか、日本人相手の店となっていった。 代表的なちょんの間といえば、宜野湾市の真栄原と沖縄市の吉原だった。この2つのちょんの間では、次第に米兵の入店を断る店が多くなり、結果的に彼らの遊ぶ場所は狭まっていった。 【関連】『性産業“裏”偉人伝』第22回/外国人踊り子~ノンフィクションライター・八木澤高明ほか 私も2000年代の初頭に何度か沖縄のちょんの間を歩いたが、米兵の姿を見かけることはなかった。中には「米兵お...