『性産業“裏”偉人伝』第20回/黄金町のアイドル娼婦~ノンフィクションライター・八木澤高明

私は今から20年ほど前にその様子を見て衝撃を覚え、色街を取材するきっかけとなった。毎週のように黄金町に足を運んでは、時には客として娼婦に近づき、時には取材者として話を聞き、彼女たちにカメラを向けた。 【関連】『性産業“裏”偉人伝』第19回/タイの色街ガイド~ノンフィクションライター・八木澤高明 ほか 外国人の娼婦たちを通じて、私は日本社会のことや日本と世界の繋がりについて学ばせてもらった。私にとって色街黄金町は、今日まで文章を生業としている原点の街でもある。 そんな思い出深い黄...