金田正一「ピッチャー金田!」~心に響くトップアスリートの肉声『日本スポーツ名言録』――第58回

1978年に自ら「日本プロ野球名球会」を立ち上げ、初代会長としてトップに立った金田正一。後年はその自由奔放な言動を批判する声もあったが、プロ野球史に輝く数々の偉業から、不世出の大投手であったことは間違いない。 日本ハム時代の大谷翔平が165キロを投げたときのこと、テレビ番組で「(現役時代に)どれぐらい出ていたんですか?」と問われた金田正一は、「180キロは出ていたんじゃないかな」とうそぶいた。真偽の程はともかくとして、その現役時代を知る人々からは今でも「金田が歴代最速」との声が聞かれる...