隆の里「千代の富士に勝つことは3勝分の価値がある」~心に響くトップアスリートの肉声『日本スポーツ名言録』――第57回

日本中がウルフ・フィーバーに沸き立った1980年代初頭、千代の富士の前に立ちはだかり意地を見せた〝おしん横綱〟隆の里。最大のライバルと繰り広げた激闘の裏側には、徹底した取組の研究と自己管理があったという。 初土俵から横綱昇進まで91場所を要した隆の里は、角界でも史上2番目のスロー出世(1位は三重ノ海の97場所)。長年の辛抱と努力をたたえる意味で、当時の国民的人気ドラマになぞらえ〝おしん横綱〟と呼ばれたりもした。 【関連】若松勉「ファンの皆さま、本当に、おめでとうございます」~心に響...