『性産業“裏”偉人伝』第15回/外国人プロモーター~ノンフィクションライター・八木澤高明

海外取材はいつも楽しいものだが、ウラジオストクを訪ねたのは真冬で、外はマイナス20度。ホテル近くの海も凍っていて、あまりの寒さに仕事で外に出る以外は部屋にこもっていた。 【関連】『性産業“裏”偉人伝』第14回/元遊廓経営者~ノンフィクションライター・八木澤高明 ほか するとある日、部屋にいるのもさすがに飽きていたので、ホテルロビーのソファに座って行き交う人を眺めていたら、「どうも、こんにちは」と、いきなり日本語で話しかけられた。 私が泊まっていたのは、ウラジオストクでは高級な部...