『令和の“応演歌”』西川ひとみ~母親の介護経験が歌手生活のターニングポイントに(前編)

――西川さんは、父親が浪曲師の松平円十郎さんということですが、やはり幼い頃から歌には親しんでいたのでしょうか? 西川 記憶に残っているのは、父に連れられ、3歳の頃からお寺の境内や老人ホーム、介護施設などで二葉百合子さんの『岸壁の母』を歌っていたことですね。そうすると、ご高齢の方々から駄菓子や時にはお小遣いをいただけるんです。それに味を占めてしまい、歌手になったらお金をたくさんもらえるんだなという思い出があります(笑)。 【関連】『令和の“応演歌”』松前ひろ子~8年のリハビリ生活があ...