トランプ大統領コロナ感染は致命傷か?~森永卓郎『経済“千夜一夜”物語』

10月2日にアメリカのトランプ大統領が、新型コロナウイルスに感染したことが明らかになった。その後、関係者の感染が次々と発覚し、ホワイトハウスはさながら集団感染の様相を呈している。 同5日の夕方、半ば強引に退院した大統領だが、これまで「新型コロナは軽いかぜのようなもの」「新型コロナは終息が完全に見えてきた」など、感染対策を軽視する発言を繰り返し、大統領選挙の支持者集会でもほとんどマスクを着用しなかっただけに、なんとも皮肉な事態となった。 しかも、新型コロナとの戦いはまだ終わったわけではな...