川崎競馬場では、三冠競走の大切なステップレース『第26回クラウンカップ(SⅢ)』が、4月5日に開催される。
まだ勢力図の定まっていないクラシック前の3歳戦だけに人気通りに収まることはほぼなく、過去10年で1番人気が優勝したのはただ一度のみ。1番人気【1・2・1・6】から5番人気【2・1・1・6】まで、勝率、複勝率ともほぼ差がなく、6番人気に至っては【2・5・5・71】と、10年で12頭が3着以内に奮闘しており、高配当が飛び出すことも珍しくない。
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そんな難解なレースを紐解く唯一のレースが、約1カ月前に同じ川崎1600メートルで行われる『椿賞』だ。2019年のホールドユアハンドから始まり、昨年のフレールフィーユまで椿賞の勝ち馬が4連勝中。うち2年は椿賞2着馬が再度2着に絡んでいる。15年勝ち馬ウインバローラスも椿賞(当時は「うぐいす特別」)6着からの巻き返しだった。
98年の創設以来、勝ち馬から東京ダービー馬5頭、羽田盃馬1頭、東京プリンセス賞馬2頭を輩出し、3歳クラシック路線を占う上で重要な一戦。ニュースターの誕生に期待したい。
カギを握る「兵庫ユースカップ」出走組
さて、所変わって園田競馬場では、クラシック戦線がついに開幕。4月6日に兵庫クラシック第1戦『第55回菊水賞(重賞Ⅰ)』が開催される。浦和競馬では3月、牝馬の三冠路線『桜花賞』がひと足先に開催されたが、3歳クラシック路線となると菊水賞が全国で緒戦となる。
このレースの鍵となるのが、クラシックの前哨戦でもある『第15回兵庫ユースカップ』だ。ステラモナーク(20年)、ジンギ(19年)など、ユースカップをステップに菊水賞を優勝した馬も多く、昨年勝ち馬バウチェイサーは菊水賞3着、兵庫ダービー1着という成績を残している。今年は2番人気のベラジオソノダラブが優勝。その他1番人気を背負いながらも3着惜敗となったニシケンボブなど、素質馬ばかりのユースカップ組には注意が必要だ。
また、ベラジオソノダラブを2歳時に破り、いまだ無敗4戦4勝の牝馬スマイルミーシャも気になる存在。今年もレベルの高い戦いが繰り広げられそうだ。
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