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山口達也氏の会社設立が「最悪のタイミング」のワケ…社名にも見え隠れする“未練”

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(画像)Shutterstock/Shutterstock

TOKIOの元メンバー・山口達也氏(51)が、3月24日に『株式会社 山口達也』の設立を発表。今後は社会貢献活動を行っていくそうだが、この発表に業界関係者からは「タイミングも社名も悪すぎる」という声ばかりが聞こえてくる。

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芸能関係者が言う。

「山口氏のジャニーズ時代の後輩である滝沢秀明氏が、芸能事務所『TOBE』を設立すると3月21日に発表したばかり。さらに、イギリスの公共放送BBCがジャニー喜多川氏の〝性加害疑惑〟に関するドキュメンタリー番組を日本でも放送した直後で、山口氏自身も女性に対する性加害の当事者です。あらゆることがリンクするのに、さすがは空気を読めずにトラブルを起こし続けた山口氏らしいと失笑を買っています。会社設立発表のタイミングとしては、最悪と言わざるを得ない」

山口氏は、未成年だった女性に無理やりキスをするなどの強制わいせつ容疑で2018年4月に書類送検され、ジャニーズ事務所から契約解除された。それでも、TOKIOのメンバーを中心に、なんとか芸能界復帰の可能性を模索していた最中、20年9月にバイクの酒気帯び運転で現行犯逮捕。自ら復帰の道を閉ざす格好になった。

「山口氏は、自身が〝アルコール依存症〟であることを公表し、『一生治らない』などとしながら、治療を続けていることをアピール。今回設立した会社でも、アルコール依存症を中心に、同様の悩みを抱える人や患者の周囲にいる人たちのサポートなどを行い、講演活動や企業向けの危機管理セミナーも開催するとしています」(スポーツ紙記者)

被害女性の心理を理解していない

この動きに対し、山口氏の元妻や息子たちはエールを送っているが、ネットの反応は冷ややかだ。

「自分が起こした一連の事件をアルコール依存症だから仕方ないと責任転嫁し、そこから立ち直ることを美談のように語り、家族も賛辞を送っていることに違和感を感じるという意見が多い」(同・記者)

また、自分の名前を冠した社名に関しても物議を醸しているようだ。

「明らかに『株式会社TOKIO』を意識したもので、未練がましいと不評です。そもそも、性的被害を受けた元女子高生からすれば、『山口達也』という名前を目にするたびにフラッシュバックなどに苦しむということを理解していない。そんな人物が、他者のサポートをできるかどうか、甚だ疑問ですね」(前出・芸能関係者)

社会貢献活動をしたいなら、わざわざ自分の名前を社名にした会社など設立しなくても、ボランティア団体を手伝うことでも可能なはず。それを、TOKIOのメンバーやマスコミにアピールするかのようなカタチで公にすることで、〝みそぎ〟の意味合いを持たせ、芸能界に復帰したいという思惑も透けて見える。

「株式会社TOKIOの3人は、テレビ出演の他に地方自治体や大企業とのコラボをメインにしている。山口氏の会社も社会貢献がメインなので、本来であればコラボしやすいが、そういう事業ほど〝信用第一〟。二度も社会のルールを破り、メンバーを裏切り続けた山口氏と合流するのは難しい」(同・関係者)

『株式会社 山口達也』という社名には、自分に責任を持たせ、過去に向き合う覚悟が込められているようだが、見方を変えれば、いまだに「華やかな世界に依存している」とも映りかねない。

山口氏にとって、〝一生治らない病い〟は、アルコール依存症ではなく、元トップアイドルという自意識なのではないか。

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