小学校の元教員が、またもわいせつ行為で捕まった。

3月20日までに警視庁池袋署に器物損壊容疑で逮捕されたのは、神奈川県藤沢市の元小学校教師、石川雄幾容疑者（28）。同容疑者は今年2月1日と9日の午前8時すぎに東京・赤羽駅から池袋駅に向かうJR埼京線の車内で、10代の女子生徒の制服スカートに精液をかけた疑いがもたれているのだ。2件の犯行はそれぞれ別の生徒だったという。

【関連】わいせつ行為でゲストハウスオーナー7度目の逮捕！睡眠薬飲ませ暴行…撮影画像も見つかる ほか「石川はいずれの日も午前7時ごろ赤羽駅に到着し、女性を物色。見かけた好みの女子生徒の後をつけ満員電車に乗り込むと、露出したイチモツを被害女性の尻に押しつけ電車の揺れとともに発射した。すでに性欲を満たすためだったこと、今回も含め4～5件の余罪があること、満員電車率が高く犯行に有利な埼京線を選んだことなどを供述しているのです」（捜査関係者）

痴漢行為を繰り返しエスカレート

もっとも、同事件で捜査員らを驚かせたのは、逮捕の迅速さだったという。実は、石川容疑者は昨年痴漢で逮捕されており、その際のデータが捜査を進展させたといわれているのだ。

「石川は昨年3月、小田急線の電車内で神奈川県相模原市に住む高1の女子生徒（16）のお尻を触って逮捕された。同事件で当時勤務していた神奈川県寒川町の小学校を懲戒免職になったが、この際に採取したものが今回、スカートから見つかったDNA型と一致した。さらに防犯カメラの映像などから関与が特定され、逮捕に至ったのです」（大手紙社会部記者）

要は、教員を免職になった後も折に触れて痴漢行為を繰り返していたようで、次第に犯行がエスカレート。単なる痴漢から悪質な性犯罪へと発展し、抑制が利かなくなってしまったらしい。その証拠に、石川容疑者は「下半身をお尻に当てているときの快感を味わいたかった」「気持ちよくなってしまった」などと呆れた供述をしているという。