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JRA重賞『大阪杯』(GⅠ)東京スポーツ・三嶋まりえ記者の「推し活競馬」

三嶋まりえ
三嶋まりえ(C)週刊実話

大阪杯は2022年ポタジェ、21年レイパパレと、GⅠを勝っていなかった馬が2年連続でタイトルをゲット。今年もヴェルトライゼンデ、ヒシイグアス、ジャックドールなどGⅠ未勝利の有力馬が多数。もちろん、そちらも魅力的に映りますが…。

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私の◎は昨年牝馬二冠のスターズオンアース。秋華賞(3着)以来の出走。約5カ月ぶりの実戦になりますが不安はなさそう。前走よりも20キロ以上、馬体重が増えましたが、太め感はなくパワーアップしています。

1週前追い切りも迫力満点の動き。美浦ウッドで5ハロン65秒5-11秒1の好時計をマークしていました。その週の美浦ウッドは時計が出やすい馬場ではありましたが、力強い走りは目を引きます。直線では前を走っていた僚馬2頭を置き去りに。豪快な走りに、見ていて思わず〝さすがっ〟と、つぶやいちゃいました(笑)。高柳瑞調教師は「明らかに背が高くなって、体も増えました。ぼてっとはしていないし、いい雰囲気です」と、順調ぶりを伝えます。

牡馬相手のGⅠでも勝機は十分!

この馬のすごさは〝精神面の強さ〟だと思います。桜花賞では、狭いところをこじ開ける勝負根性を見せて勝利。続くオークスでは、放馬の影響でレースの発走が遅れるアクシデントがありましたが、それをものともせず快勝。世代トップの力を改めて証明しました。

三冠がかかった秋華賞は、出遅れに加えて内の馬が寄れてくる不利を受けたにもかかわらず、最後は猛追して差のない3着。骨折明けで5カ月ぶりの実戦でしたが、持ち前の勝負根性を見せて、負けて強しの内容。〝やっぱり強い〟と感じさせられました。

どんな状況でもしっかりと力を発揮できるのが、この馬のすごいところ。今回も休み明けがどうなのか…という声はありますが、毎度一生懸命走り切ってくれますから、心配ないとみています。牡馬相手のGⅠでも、勝機は十分でしょう。

単勝と馬連ヴェルトライゼンデ、ジェラルディーナ、ジャックドール、ダノンザキッド、ノースブリッジ、ヒシイグアスへ。(注:1週前時点での予想です)

三嶋まりえ
東京都出身。2018年10月から美浦トレセンで取材を開始。競馬知識ゼロで配属されるも、ギャンブラーだった祖父の血が騒ぎ競馬好きに。22年8月に東スポレース部に加入した。予想は現場情報と直感を重視する。

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