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スクープ! 田中将大「1年限定」楽天復帰からの“巨人入り”仰天プラン

田中将大投手が目指すのは巨人入り?
田中将大投手が目指すのは巨人入り? (C)週刊実話Web

メジャーリーグ・ヤンキースからFAになった田中将大投手の去就に大きな関心が集まっている。

中でも、古巣である楽天の「1年限定復帰」プランが最有力になっている。楽天が提示するのは、2年目以降は田中に選択権が与えられ、メジャー復帰も日本残留も可能という好条件。今秋の再渡米を目指す菅野智之と入れ替わりで「巨人移籍」の両睨みができる仰天プランだ。

メジャー7年間で78勝を挙げた田中。名門球団の先発投手として活躍しながら、この時期まで移籍先が決まらなかったのには事情がある。

「まずは年俸の問題です。田中の希望額が15億円以上なのに対し、メジャー各球団の評価は〝昨季〟と同程度の約9億円で、とても譲歩できる金額ではありません」(在米記者)

補足すると、田中がヤ軍と交わした7年契約最終年となった昨季の年俸は2300万ドル(約24億円)。しかし、新型コロナウイルスの影響で試合数が60試合に減ったことなどで851万ドル(約9億円)に減額されていた。今季も通常開催の見通しが立たないことに加え、各球団の財政事情、田中自身に囁かれている「右肘故障説」などもあり、交渉はまとまらなかった。

そんな背景から、米国内では「日本球界復帰説」が早くから報じられていたのだ。しかし、すんなり復帰とは至らなかった。その舞台裏を、極東地区担当の代理人が話す。

巨人・菅野智之の“残留”で状況が一変

「ヤンキースの情報は、GM特別アドバイザーを務める松井秀喜氏のルートで巨人へと迅速に伝わります。そこで、当初は菅野がメジャーへポスティング移籍することを想定し、後釜に田中を狙っていたのです。田中夫人のまいさんも東京に引っ越すことに賛成で、本人も日本帰還に問題はなく、大筋では巨人入りが有力でした。しかし、菅野の巨人残留が決まったことで状況が一変したのです」

日本シリーズでソフトバンクに2年連続4連敗を喫した原辰徳監督は、当初、田中・菅野の〝ダブルエース体制〟を推し進めようとしたが、読売首脳の同意が得られなかったという。菅野の年俸を球界歴代最高の8億円(推定)にした以上、田中を菅野の年俸の倍近い金額で迎えることをよしとしなかったのが理由だ。

そこで浮上したのが、次善の策。「楽天での1年間トランジット」である。

「近年、巨人と楽天は極めて親密な関係にあります。楽天は昨年6月にウィーラー外野手を放出して池田駿投手を、7月には高梨雄平投手を放出して髙田萌生投手を獲得。さらに、9月には金銭トレードで田中貴也捕手も獲得しました。その強固なルートで田中を楽天に〝一時停車〟させたあと、巨人に進路変更させようとしているのです」(同)

楽天・石井監督「柔軟に対応したい」の意味

楽天は昨季、石井一久GM(当時)が優勝争いを掲げて三木肇二軍監督を監督に抜擢しながら4位に沈んだ。三木谷浩史オーナーにシーズン報告した際、「お前が責任をとって監督をやれ」と命じられる形で、兼任監督に就任した経緯がある。

コーチ・監督は未経験ながら、現役時代はヤクルト、ドジャース、メッツ、ヤクルト、西武でプレーし、日米双方で活躍したキャリアを持つ石井監督。三木谷氏の監督就任要請には「田中を呼び戻して、再び優勝を」との狙いが込められていた。

田中が日本球界に戻っても、楽天なら違和感はない。2013年に24勝(0敗)を挙げ、優勝を置き土産にメジャーに転身したエースの復帰をファンも大歓迎するはずだからだ。

石井監督は1月18日、仙台市内での球団事務所で行った監督・コーチ会議で「もし選択が日本ということになるのであれば、うちが帰ってきてほしいと言わない理由はない。ぜひとも仙台で、また東北でプレーしていただきたい」とラブコールを送った。特筆すべきは、将来的なメジャー復帰を視野に入れた今季1年契約での楽天でのプレーに対しても「柔軟に対応したい」と理解を示したことだ。

この言葉に、すべてが集約されている、と言える。球団関係者によれば、田中が楽天に戻った場合、契約は今年1シーズンの期間限定。来季以降については田中にオプション(選択権)を与え、メジャーに復帰するもよし、楽天に留まるもよしと、すべての選択権利を田中に与える方針なのだ。

マー君の年俸は菅野の2倍!

「行き先は今秋、菅野がメジャーに旅立つ巨人も含まれる。田中はメジャー復帰を目指しているが、来季のメジャーは大物選手のFAが目白押しで、不発に終わる可能性もある。そこで、楽天は巨人への国内移籍の両睨みをさせることで、日本球界復帰を決断させた」(スポーツ紙デスク)

三木谷オーナーが田中に用意するのは、球界史上最高の「年俸16億円」。田中のプライドを考えれば、マリナーズの菊池雄星(15億6000万円)を下回る契約は受け入れ難いはず。16億円なら、日本最高年俸に達した菅野の2倍。これなら胸を張って日本に戻れるという配慮が見て取れる。

「サッカーのJ1、ヴィッセル神戸で、元スペイン代表のイニエスタに年俸33億円を支払う三木谷オーナーからすれば、その半分。オーナーマターで処理できる金額だ」(同)

球団単独では実現が難しかった田中獲得だが、資金力のある楽天をクッションに使い、人気の巨人が受け皿となる連携。〝GM兼任監督〟と〝全権監督〟だからこそ可能なウルトラCと言っていい。

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