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わくわく『地方競馬』情報~京浜盃/若草賞土古記念

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わくわく『地方競馬』情報 (C)週刊実話Web

大井競馬場では4月のクラシック戦線開幕を間近に控え、3歳のトップクラスが勢ぞろいする『第46回京浜盃』(SⅡ)が3月29日、開催される。過去45回の勝ち馬のうち、羽田盃25頭、東京ダービー13頭など多くのクラシック馬を輩出している伝統のレース。地元の素質馬だけでなく、初めて大井コースに参戦する他場の所属馬や、他地区から転入した馬の走りなど、クラシックロードを占う上で注目の一戦となる。

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過去10年を遡ると1番人気馬の成績は【3・2・0・5】、2番人気馬は【2・1・1・6】、3番人気は【4・1・1・4】。4番人気以下で優勝したのは1頭のみで、ほぼ順当に決着する傾向にある。優勝馬の前走は多岐にわたるが、デビューした競馬場を調べると北海道が【9・4・5・29】と圧倒的に強く、南関東デビュー馬は4場合わせても【1・4・5・70】。地元デビュー馬に期待したいところだが、レベルの高い北海道馬にはかなり差をつけられているのが実情。クラシック戦線を占う上でも北海道デビュー馬には要注意だ。

数々のトップ牝馬が歴史に名を刻む一戦

さて翌30日には、人気のシリーズ『グランダム・ジャパン』3歳シリーズ第2戦となる『第21回若草賞土古記念』(SPⅠ)が、名古屋競馬場で開催される。

2003年に笠松で3歳牝馬による地方広域交流競走『若草賞』として創設されてから、開催場と距離の変更の歴史を経て、22年4月に現在の名古屋競馬場移転に伴い今回から距離が1500メートルとなる。また、旧競馬場の所在地だった〝土古(どんこ)〟も名称に加え『若草賞土古記念』とレース名もリニューアルされた。

新しいコースの最後の直線の長さは、およそ240メートル。また旧競馬場とは違い、3コーナーはカーブが緩く、4コーナーはそれよりも急なカーブになっているため、レースの傾向もガラリと変わる可能性もある。

また、24年より出走条件が4歳以上牝馬限定に変更される予定。ウォータープライドやトーコーニーケ、ジュエルクイーンなど数々のトップ牝馬が歴史に名を刻む、未来への登竜門となる一戦。現条件で行われる最初で最後のレースで、どのようなドラマが繰り広げられるか目が離せない。

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