水谷豊、寺脇康文 (C)週刊実話Web
水谷豊、寺脇康文 (C)週刊実話Web

『相棒』必死の引き止めも来シーズン終了へ?“最後の相棒”は「やっぱりあの人」

俳優の水谷豊が主演するテレビ朝日系の人気ドラマシリーズ『相棒season21』の最終回が3月15日に放送され、平均世帯視聴率が14.5%(ビデオリサーチ調べ・関東地区/以下同)だったことが分かった。


昨年3月までの前シーズンで、反町隆史演じる「4代目相棒」で元法務省キャリア官僚の冠城亘が卒業。今シーズンからは、右京の「初代相棒」を務めた寺脇康文が「5代目相棒」として復帰し、話題になっていた。


【関連】『相棒』シリーズ終了確定!? スタッフのセクハラに水谷豊が激怒か ほか「寺脇は『亀山薫』役で2000年のプレシーズン第1弾から08年のシーズン7まで出演していました。14年ぶりに亀山として復帰し、水谷演じる杉下右京と名コンビぶりを見せてくれました」(放送担当記者)

視聴率1ケタ台の危機

寺脇の〝復帰効果〟もあってか、今シーズンの初回は、前シーズンの初回15.2%を2.1ポイントも上回る17.3%の高視聴率を記録。テレ朝サイドも期待していたが…。

「同作は、事件の緻密なトリックを解明するのが見どころでしたが、そろそろ〝ネタ切れ〟の感も否めない。それを敏感に感じ取ったのか、視聴者離れも進み、第8話では10.5%とあやうく1ケタ台に転落する危機を迎えていました。2話に分けて放送された最終回では『2代目相棒』を演じていた及川光博や、鉄道マニアの鑑識係だった六角精児を投入し、なんとか視聴率をV字回復させることに成功しましたが、よほどの策を練らない限り、次のシーズンは苦戦しそうです」(同・記者)


そもそも、水谷は70歳の節目で『相棒』シリーズを終わらせたい意向だったというが、ドル箱を失うわけにはいかないテレ朝が必死で引き留めているという。


「今シーズンでは設定にも無理がありました。亀山は警視庁を退職していたんですが、〝嘱託職員〟として特命係に復帰し、政治家の口利きによって正式に警察官として再雇用された。ドラマとはいえ、こんなあり得ない設定を水谷がどう感じたか。さらに、同作などを制作する東映の20歳代女性元社員が、男性スタッフからセクハラ行為をされていたことが判明。水谷が激怒した一件もある。昨年70歳を迎え、きれいな〝幕引き〟を望んでいた水谷からすれば、晩節を汚された思いでしょう。やはり、次のシーズンあたりで大団円を迎える可能性が高い」(同・記者)


そうなると、最後になるかもしれない〝次の相棒〟が気になるところだ。


「このまま寺脇さんで終わらせるのではないか。亀山の復帰は、シリーズ終了まで見越したキャスティングだったように感じます」(同・記者)


水谷が納得する〝幕引き〟は、どんな展開になるのか。次のシーズンも目が離せない。