大相撲 ようやく“出稽古”解禁も初日の力士は何とゼロ人
新大関・正代誕生フィーバーもようやく一段落。力士たちは11月場所(11月8日初日=東京・両国国技館)に向けて、いっせいにスタートを切っている。
正代の昇進で3大関となり、横綱先陣争いが激しくなった大関陣は、文字通りライバル意識剥き出し。秋場所で10勝5敗と期待を裏切った朝乃山は、早くも雪辱を期していた。
「(秋場所は)すごく悔しい結果で、思い出したくもないし、振り返りたくもない。正代関が大関になったのが悔しい」
あと一歩で優勝に届かなかった貴景勝も、四股でたっぷり汗をかいた。
「(一番先輩の)大関だから、優勝しないといけない。全員に負けたくない」
そんな中、注目の正代は連覇に向けて意欲十分だ。
「大関になったからといって、これまでと特に変わりはない。新大関として存在感がみんなに伝わるように頑張りたい」
ちなみに、新大関優勝は昭和以降、双葉山、千代の山、若羽黒、清国、栃東、白鵬の6人が記録している。正代は期待に応えられるか。
成績不振は出稽古禁止のせいじゃなかった!?
一方、この3大関をはじめ、多くの力士が心待ちにしていたのが、3月の春場所前以来、新型コロナの影響で全面禁止されていた「出稽古」の再開だ。朝乃山や御嶽海ら、部屋に自分しか関取がいない力士らは十分な稽古ができず、早くからこの出稽古解禁を求めていた。それがやっと10月5日に「2週間限定」でOKとなったのだが、解禁日に出稽古した力士は何と0人だった。
「条件が厳し過ぎましたね。出稽古先は1力士1カ所だけで、PCR検査の陰性証明と出稽古先の師匠の許可も必要でしたから。そんなに面倒くさいなら部屋で寝ていた方がいい、となったのです。慌てた協会は16日から22日の間、両国国技館内の相撲教習所で合同稽古を行うことを決めたのですが、参加希望者は十両以上の関取が10人前後、幕下が15人前後。所詮、力士の稽古熱なんて、この程度なんですよ」(担当記者)
成績不振を出稽古禁止のせいにしていた力士たちの実力も、どうやらフェイクだったようだ。
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