
「氷上のチェス」と言われるカーリングの世界に異変が起きている。
1月半ばに行われた北海道カーリング選手権で、北海道銀行が女子の部を制した。平昌冬季五輪で銅メダルに輝いた本橋麻里がスキップを務め、「カーリング界の発展のために」と出場したLS北見は、奮闘及ばず決勝で敗れた。
「北海道銀行も強豪ではありますが、試合前は『本橋の貫禄勝ち』と予想されていました」(地元紙記者)
ところが、試合は北海道銀行が終始リード。本橋が〝技ありの一投〟を続けても、試合の主導権を奪うことはできなかった。
「北海道銀行の話題となると、昨年10月にプロ野球元日本ハムコーチの白井一幸氏が、メンタルコーチに就任した程度。日本を代表するような有名選手がいるわけでもありません」(同・記者)
北海道銀行は2月7日に開幕する日本選手権に進出が決定。今後は本橋、藤澤五月らを擁するロコ・ソラーレとの対戦も予想される。
「日本選手権は2022年の北京冬季五輪の代表選考会も兼ねており、五輪への出場権争いでは、勢いのある北海道銀行が優勢と予想する向きもあります」(テレビ局関係者)
銀行員らしい品のよさでジワジワ人気
日本カーリング協会は、新型コロナ禍で日本選手権を通常開催できなかった場合に備え、五輪代表を決める特別ルールをすでに発表している。それによれば、前年のベスト4進出チームで3試合を実施。北海道銀行と富士急の勝者が中部電力と対戦し、その勝者が前大会代表のロコ・ソラーレと決勝を争う変則トーナメント方式だ。
「コロナ禍でどのチームも試合数が減り、実戦経験が不足しています。そうなると、道大会を勝ち抜いた北海道銀行が有利でしょう。また、彼女たちは銀行員らしい品のよさというか、お嬢様的な〝坂道系〟の雰囲気を持っており、ジワジワと人気が出ています」(同・関係者)
これまでカーリングと言えばダントツでロコ・ソラーレが有名だったが、北海道銀行が五輪出場を決めれば、人気、実力ともに〝政権交代〟を迫られそうだ。
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