(画像)Krakenimages.com / shutterstock
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三浦瑠麗氏の夫逮捕で怯える政界…“太陽光事業”だけじゃないきな臭い接点

国際政治学者・三浦瑠麗氏の夫で投資会社『トライベイキャピタル』代表の三浦清志容疑者が3月7日、4億2000万円を着服した業務上横領の疑いで東京地検特捜部に逮捕された。政界では「特捜捜査の本番はこれから。大物政治家までメスが入るのでは」とささやかれている。


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「特捜部が動くのは、背後に政治家絡みか一部上場企業など大掛かりな組織犯罪となる。三浦容疑者の横領だけなら警察でもいい。夫の事務所に特捜部のガサが入った直後、瑠麗氏は『私としては夫の会社経営には関与しておらず、一切知り得ないこと』とコメントしたが、あまりにも手際がよすぎる対応だった。瑠麗氏の『山猫総合研究所』と三浦容疑者の会社は同一住所。さらに、瑠麗氏が政府の成長戦略会議メンバー時、夫が営む太陽光ビジネスを応援するかのように事業者優遇策をさんざん提言していた」(司法担当記者)


そうなると、気になるのは瑠麗氏の政界人脈だ。瑠麗氏が政府の成長戦略会議メンバーとなったのは2020年、菅義偉政権時代だ。


「彼女が国の重要会議のメンバーに選出された経緯はよく分かっていない。しかし、菅前首相といえば、政界フィクサーとして知る人ぞ知るコンサルタント会社『大樹総研』のボスである矢島義也氏と深いつながりがある。2016年5月に行われた矢島氏の結婚式にも菅前首相(当時、官房長官)は主賓で出席し、ゴルフや食事をする間柄だった。一方、三浦容疑者は矢島氏と関係の深い『JCサービス』から6億円から7億円の多額融資を受けていた過去もあるという。つまり、三浦容疑者と矢島氏は太陽光事業でつながっていた。何やらキナ臭さがプンプンする」(政界事情通)

瑠麗氏とのつながりがある

今回の三浦容疑者逮捕で「菅前首相は大丈夫か」という声があったのも、このような流れがあるからだ。

瑠麗氏の政界人脈でもう一つ気になるのは、自民党の『再生可能エネルギー普及拡大議員連盟』(会長・柴山昌彦元文科相)だ。


「瑠麗氏と再エネ議連の柴山会長とは教育問題などを通して、たびたびコラボしている。さらに、小泉進次郎元環境相なども再エネ議連に名を連ねており、瑠麗氏と接点があります」(自民党関係者)


特捜部は一連の捜査で、「瑠麗氏のICT機器なども調べている」(消息筋)という未確認情報も飛び交っているだけに、関係者は戦々恐々だ。