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JRA重賞『スプリングS』(GⅡ)東京スポーツ・三嶋まりえ記者の「推し活競馬」

三嶋まりえ
三嶋まりえ(C)週刊実話 

スプリングSの出走予定馬を見ると、やや小粒な印象。京成杯で3着に入ったセブンマジシャンが堅実に走ってくるようにも思いますが、ここは連勝中の馬を狙ってみようと思います!

スプリングSの◎はベラジオオペラ。新馬戦→セントポーリア賞を連勝と勢いはピカイチです。セントポーリア賞は、昨年勝ち馬ドゥラドーレスが菊花賞4着、2021年覇者のグレートマジシャンがダービー4着と近2年でクラシック戦線上位馬を輩出。過去には皐月賞、ダービーを連勝したドゥラメンテも、このレースをステップに大舞台へと羽ばたいていきました。

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ベラジオオペラもセントポーリア賞を通過点に活躍できそうな好素材です。前走は好スタートから先頭に立つも、途中で内から主張してきたシャンドゥレールにハナを譲って2番手を追走する形。直線半ばでゴーサインが出されるとじわじわと伸びて2着馬に1馬身1/4差をつけました。激しい2着争いを尻目に完勝の内容。厩舎の期待に応える見事な勝ちっぷりでした。特にいいなと思ったのは、内から馬が来たときにつられなかったところ。しっかりと我慢できた点は今後のレースにつながるはずです。

好位で運べれば自然とVロードが見えてくる

横山武騎手も「返し馬から完成は先だなという印象を受けましたし、まだ緩さを残す中であの勝ち方ですからね。能力は高いと思います。いい馬ですよ」と好感触を得たみたい。今回の舞台である中山の1800メートルについても「問題ありません」ときっぱり!

逃げ馬多数のメンバー構成も、この馬にとってプラスでしょう。行きたい馬を行かせて好位で運べれば、自然とヴィクトリーロードが見えてくるのでは!

前2走は少頭数。フルゲートでのレースは初めてでチャレンジにはなりますが、クラシックへ駒を進めるに当たって避けて通れない道。ここで好走できれば…。無敗の重賞Vで夢が広がる1戦になることを期待します。

単勝と馬連はオールパルフェ、ウィステリアリヴァ、シーウィザード、セブンマジシャン、ホウオウビスケッツへ。(注:1週前時点での予想です)

三嶋まりえ
東京都出身。2018年10月から美浦トレセンで取材を開始。競馬知識ゼロで配属されるも、ギャンブラーだった祖父の血が騒ぎ競馬好きに。22年8月に東スポレース部に加入した。予想は現場情報と直感を重視する。

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