(画像)StoryTime Studio / shutterstock
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伊藤沙莉“芸歴20年”でNHK朝ドラヒロインの快挙!演技の仕事以外はクビになりまくるポンコツ伝説

「現在の状況は『愚兄賢妹』と言っていいかもしれません」(芸能リポーター)


女優・伊藤沙莉が、2024年度前期のNHK朝の連続テレビ小説『虎に翼』のヒロインを演じる。


「今作のモデルは、戦前に誕生した日本初の女性弁護士・三淵嘉子氏。後に、初の女性裁判官にもなった偉人です。戦後の東京を舞台に、激動の時代を生きた1人の女性法律家とその仲間たちの人生を描くリーガルエンターテインメントです」(NHK関係者)


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ちなみに、タイトルとなった『虎に翼』は中国戦国時代の法家・韓非の言葉で、〝強い上にもさらに強さが加わる〟という意味だ。


17年前期の『ひよっこ』(主演・有村架純)以来、2回目の朝ドラ出演となる伊藤は会見で、「道を切り開く女性の役。強さはもちろん、弱さも含めて人間らしさを表現したいです」と抱負を語った。そして、件の有村を思い描きながら、「間近で勉強させてもらったので、支えたいと思われるようなヒロインの役割ができたらいいなと思います」と意気込んだ。


「これまで、自分はヒロインタイプではないとして〝朝ドラ・コンプレックス〟を持っていたそうです」(芸能ライター・小松立志氏)


オファーを受けたのは昨年末で、「最初は〝やった!〟ではなく〝本当?〟と疑いました」と苦笑い。「どこかで夢だった朝ドラ。諦めなければ、意外とかなうんですね」と笑顔で会見を締めた。


「昨年夏放送のNHKドラマ『ももさんと7人のパパゲーノ』で、彼女は主演を務めましたが、ここでの好演が決め手となりました。朝ドラの脇(役)からのホップ・ステップ・ジャンプ。いかにも〝NHKらしい〟キャスティングです」(芸能関係者)


伊藤はツイッターでも、《緊張しております。どうか、温かくお見守り(原文のママ)ください。宜しくお願い致します》と報告したが、伊藤の実兄でお笑いコンビ『オズワルド』の伊藤俊介は即座に、妹・沙莉のツイートを引用リツイート。《やりたい放題だなこいつは。早起き出来そうですわ。2000人くらい言ってるかと思いますが、ひよっこから虎になったということですね》と祝福した。


「妹に〝先を越された〟感はありますが、お兄ちゃんにも頑張ってもらって、『M-1グランプリ』のチャンピオンに早くなってほしいですね」(お笑い番組制作スタッフ)

子役時代からの芸歴は何と20年!

さて、伊藤沙莉は千葉県千葉市の出身。

「3人きょうだいの末っ子で、オズワルド俊介→姉の順番です」(スポーツ紙放送担当記者)


父親は会社経営者だったが、大酒飲みで借金まみれ。揚げ句の果て、トラブルを抱えて会社は倒産してしまったという。


「その後、両親は離婚し、子供たちは知人の家に別々に預けられバラバラになった。お母さんは軽トラで寝起きするという生活を送っていたそうです」(テレビ局関係者)


結局、伯母の家に転がり込むような形となった一家だったが、その伯母も離婚。伯母と一緒に総勢5人で6畳一間のアパートで暮らすことに。


「母親は朝から牛乳配達や塗装の仕事などで、家にいなかったそうです。〝ダンス好き〟な伊藤のレッスン料を捻出し、芸能活動を支えていました」(前出のスポーツ紙記者)


大きな大会のキッズ部門で優勝を経験したこともあった伊藤は03年、ドラマ『14カ月~妻が子供に還っていく~』(日本テレビ系)に出演した。


「9歳で演技未経験ながら、身体が少女に若返ってしまった女性研究員という難しい役を見事に演じました。ですから、今年は〝デビュー20年〟という節目の年でもあるのです」(前出の芸能関係者)


伊藤は05年の大ヒットドラマ『みんな昔は子供だった』(フジテレビ系)、『女王の教室』(日本テレビ系)に出演して以降、地元の千葉で有名な存在になったという。


「ただ、演技の仕事以外はまるでダメ。数々のポンコツ伝説があるんです」(前出の芸能リポーター)


高校生になってアルバイトを始めると…。


「どのアルバイトもすぐクビになったそうです。コンビニでレジ打ち中に寝はじめたり、居酒屋のバイトではビラ配り中にフッといなくなったり…。学業もテストで0点は当たり前。でも、当人は全く気にしていなかったそうです。〝天然〟なんですね」(同・リポーター)


そんな伊藤をドラマなどで何度も共演していた高岡早紀は、こう評していたという。


「沙莉って妖精みたいだよね」


これに対して当の伊藤は、「私、妖精ってカミングアウトしてないのに…。不思議ちゃんになりたいわけじゃないんですけど」と話したという。

志村けんさんが“寵愛”した才能

「いやぁ、それって十分に〝不思議ちゃん〟でしょうと突っ込みたくなります。見方を変えれば、天然とか不思議ちゃんは、女優として売れ続けるために有利なキャラだと思います。古くは大竹しのぶ。最近だと、綾瀬はるか、吉高由里子などがこのタイプです」(前出のテレビ局関係者)

実は、故・志村けんさんも伊藤を高く評価していたという。


「18年のお正月に『志村けん in 探偵佐平 60歳』というコメディードラマがNHKで放送されたときのことでした」(前出のNHK関係者)


志村さん演じる経理一筋の冴えない警察職員が定年を迎え、念願の探偵事務所を開設。しかし、刑事経験ゼロの主人公に代わって、事務担当のバイトの女の子が機転を利かせ、難事件を解決していくというストーリーだった。


「志村さんは、周囲の反対を押し切って伊藤を〝指名〟したのです。いつも志村さんは〝あの娘、面白い〟と話していたそうです。ご存命なら、間違いなく〝志村組のレギュラータレント〟になっていたはずです」(同・関係者)


私生活で仲が良いのは、松岡茉優と吉岡里帆。


「よく食事に行く仲で、お酒が入ると〝触わりっこ〟をしてキャッキャしているようです。憧れの女優は樹木希林さんです」(前出の芸能関係者)


男関係では昨春、脚本家・蓬莱竜太氏との交際が発覚した。


「一昨年6月、蓬莱氏が作・演出を手がけた舞台『首切り王子と愚かな女』のヒロインを伊藤が務めたことで急接近しました。20歳近く離れています。育った家庭環境のせいなのでしょうか、やや〝ファザコン〟なのかもしれません」(前出・小松氏)


本人も交際を認めており、2人の仲は順調のようだが、気をつけなくてはいけないのが〝妊娠〟だ。


「せっかくつかんだチャンス。彼女も重々承知しているはずですが、何せ天然でもありますから、事務所サイドは毎日ハラハラしているようです」(芸能記者)


何はともあれ、伊藤のますますの活躍から目が離せない!