歌手の島谷ひとみ(42)が執行役員をつとめる会社が、「投資トラブル」を抱えていることを『週刊新潮』がスクープ。実質的に〝広告塔〟の役割を担っていたことが問題視されているが、業界関係者たちは「これほど間の悪いスキャンダルはない」とあきれ顔だ。
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同誌によると、島谷は一昨年から「PCR検査キット」を販売し、検査サービス事業なども展開する「ICheck(アイチェック)」社の執行役員に就任。ブランドアンバサダーを務めていた。
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ところが、そのICheck社(以下I社)をめぐって投資トラブルが浮上。被害者の男性が警視庁麻布署に「詐欺事件」として相談しているというのだ。
「簡単に言うと、被害者はI社が展開する検査サービス事業のフランチャイズのような話を持ちかけられたようです。月々25%もの配当が出るという話を信じて約100人から30億円を集めて投資したものの、支払いが滞っていると訴えているようです」(スポーツ紙記者)
しかし、これをI社の社長は完全否定。逆に、「うその投資話に無断で会社の名前を使われた」として、丸の内警察署に被害相談をした上で、偽計業務妨害などで相手方を訴える準備を進めているという。
厚労省関連の仕事にも影響か
どちらの主張が正しいかはさておき、島谷のイメージダウンは避けられない状況だ。
もともと演歌歌手としてデビューした島谷だが、鳴かず飛ばずでポップス路線に転向。2002年にカバー曲『亜麻色の髪の乙女』がヒットしたが、再び低迷していた。
「売れた頃は、芸能界でも力のある事務所に所属していましたが、『亜麻色の髪の乙女』以降はヒット曲に恵まれず、系列の事務所に移籍させられた」(芸能プロ関係者)
19年には、そこからも独立しているが〝追い出された〟印象が強いという。
「以前の事務所は、本業の歌手以外の活動は極力禁止だった代わりに、それなりに仕事を回してもらっていたはずです。独立したことで〝副業〟がやりたい放題になったので、I社の仕事も引き受けたのでしょうが、今回の報道で別の仕事にも影響が出そうです」(同・関係者)
島谷は、厚生労働省の「知って、肝炎プロジェクト」でもスペシャルサポーターを任されている。
「I社のトラブルが『週刊新潮』に報じられた直後にも熊本でイベントに参加していました。島谷には関係のないトラブルとはいえ、I社は医療系ベンチャーで島谷も執行役員ですから、厚労省の仕事にも影響するのではないかとみられているのです」(同・関係者)
島谷にとっては、とんだとばっちりと言えそうだ。
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