フジテレビ系の大型特番『FNS27時間テレビ』がこの夏、4年ぶりに復活する。MCは吉本興業所属のお笑いコンビ『千鳥』、『かまいたち』、『ダイアン』の3組。指名したのは昨年6月に社長に就任した港浩一氏だという。

夏の超大型生放送特番が 待望の復活！！#千鳥の鬼レンチャン の放送内で 発表された通り、今年の夏に 「 #ＦＮＳ27時間テレビ 」が 4年ぶりに復活します～👏🎉

ＭＣは ✨ #千鳥 ✨ #かまいたち ✨ #ダイアン最新情報を随時この公式Twitterで発信していきます🫶 pic.twitter.com/BX313aUgoK— FNS27時間テレビ 夏に放送！ (@fns27htv_fns) February 19, 2023

『27時間テレビ』は日本テレビ系の『24時間テレビ　愛は地球を救う』に対抗する形で1987年からスタート。日テレのチャリティー番組と違い、ただ大騒ぎするバラエティー番組という趣旨もあって、視聴率は『24時間テレビ』の足元にも及ばなかった。

【関連】『新しい地図』のためフジ新社長がジャニーズと交渉？「27時間テレビ」復活の可能性も ほか「27時間テレビは毎年夏に放送されていたんですが、2019年は11月2日～3日にかけ放送された。MCは17年からビートたけしと『関ジャニ∞』の村上信五。しかし、’19年は平均視聴率5.8％と歴代最低を記録し、打ち切り説が飛び交っていたんです」（制作関係者）

パクり疑惑もあったが…

翌年から新型コロナにより、27時間テレビは放送中止になっていたものの、その間、フジはリストラなどで社員の退社が続出した。

「一昨年、50代社員に対し『退職金割増・最大1億円』という早期退職者制度を発表したところ、看板プロデューサーをはじめ、約100人の応募があったと見られる。キャリアの総仕上げを考える50代でも定年まで勤める魅力がなくなったということ。悪循環でフジには〝これは〟という企画が集まらない。持ち込まれるのはどこかで見たり、YouTubeをマネたような企画ばかり」（放送ライター）

そういえば、『アンガールズ』の田中卓志がMCを務めている『呼び出し先生タナカ』が人気番組だった『めちゃ×2イケてるッ！』のパクリではないかとして炎上したこともある。

「視聴率も5％前後と打ち切りレベル。モチベーションは下がる一方」（同）

そうした中、『とんねるずのみなさんのおかげです』などを手掛け、〝バラエティー番組の旗手〟と持て囃された港社長が、満を持して復活させる27時間テレビ。

「港社長は一番勢いがある3組のお笑いコンビで起死回生を狙っているんです」（お笑い関係者）

吉本がフジを救う？