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JRA重賞『弥生賞』(GⅡ)東京スポーツ・三嶋まりえ記者の「推し活競馬」

三嶋まりえ
三嶋まりえ(C)週刊実話

今週は『弥生賞』。クラシックへ向けて、大事な一戦です。昨年はアスクビクターモアが勝ち、2着にドウデュース。そして、一昨年は1着タイトルホルダー、2着がシュネルマイスター。上位2頭が2年連続でのちにGⅠを制しているんです。まさに出世レースですよね。それもあってか、今年もなかなかの好メンバーがそろいました。ホープフルS3着のキングズレイン、同じ手塚厩舎のレヴォルタード、若駒S2着のワンダイレクトなど楽しみな馬が何頭もいます。

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気になる馬が複数いますが、本命はトップナイフです。印象的だったのはホープフルS2着後の昆先生の言葉。「まだ芯がしっかりしていなくて、見た目ほど中身が完成されていないんです。現状は7〜8分くらい。これで走れているのが不思議なくらいですよ。本当によくなるのは半年後かな。まいた種がそこで花を咲かせてくれれば…」と今春の開花に期待していました。

近2走の重賞でいずれも僅差の2着

そんな昆厩舎の素質馬が始動戦を迎えます。1週前追い切りは、横山典騎手を背に迫力十分の動き。栗東Cウッドを5ハロン67秒6-11秒4。サードフォースを3馬身半追走し、しまいは鋭く伸びて半馬身先着。力強い走りには、まいた種が徐々に芽を出しているのを感じました。近2走の重賞は、いずれも僅差の2着。2走前の京都2歳Sでは4角で内から張られる不利もあった中で最後は盛り返して頭差まで迫り、前走ホープフルSでは逃げて迫力満点の追い比べ。当日競馬場で見ていたのですが、本当にどちらが勝ったか分からないほどでした。首の上げ下げで鼻差敗れたものの、やっぱり力があるところは見せましたよね。栗東にいるので、話を聞くことは叶いませんでしたが、鞍上の横山典弘騎手も「今度は勝利を!」と思っているのでは!? 私も弥生賞での重賞初勝利、そして春のクラシック戦線で花開く姿を期待しています! 単複と馬連は、レヴォルタード、ワンダイレクト、タスティエーラ、ヨリマル、グランヴィノス、ゴッドファーザーへ。(注:1週前時点での予想です)

※キングズレイン、グランヴィノスは出走回避

三嶋まりえ
東京都出身。2018年10月から美浦トレセンで取材を開始。競馬知識ゼロで配属されるも、ギャンブラーだった祖父の血が騒ぎ競馬好きに。22年8月に東スポレース部に加入した。予想は現場情報と直感を重視する。

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